コンクール審査員の立場から
コンクールといっても今は様々なものが乱立していてそれぞれに特徴があります。
入りやすいものから難関コースまで。
ですからいきなり難関コースはやはり危険ですので、後の自分のことも考えて
先生と相談してください。
課題曲があるものですと、だいたいのレベルやコンクールの目的を把握
しやすいのですが、自由曲で何分以内・・・というのは要相談ですね。
選曲は無理をせず、今の自分を表現できる範囲でということです。
テクニックに問題があると表現することまで行き着きません。
無理なく自分を表現できる最高の一曲を選んでください。
選曲からコンクールは始まっています。
また、ピアノも歌もほかの楽器も・・・舞台袖から出てくる時から審査員は見ています。
立ち姿、楽器との一体感、ホールでの自分の表現の仕方を練習時からイメージしてください。
うまい人は無駄がなく、空間を上手く利用できています。
予選→本選→全国大会という流れが多いと思いますが、予選で落とされるのは余程の問題があると思い反省してください。
決定的なミスがあれば自分も納得ですが、普通に演奏したつもりが予選落ちだったら、一からテクニックをみなおす必要があります。
本選では普通に演奏できるのは当たり前で、キラリと光るものがあれば全国に。
自分にあったコンクールを選び、舞台経験をたくさん積んでください。
1回の本番は100回分の練習の価値があります。
若い時のコンクールは将来を約束するものではありませんが、コンクールを利用して大きく成長すると考えてみればよいと思います!